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論文

Radiation-induced polymerization of a phospholipid for developing artificial red blood cells

細井 文雄; 大道 英樹; 赤間 和博*; 淡井 浩二*; 徳山 悟*; 佐藤 征*

Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 105(1-4), p.318 - 321, 1995/11

 被引用回数:1 パーセンタイル:23.89(Instruments & Instrumentation)

有機機能材料創製に関する研究の一環として、機械的強度が十分な人工血液の創製を目的とし、人工膜によるヘモグロビンの閉じ込めについて検討した。人工膜の素材としてリン脂質を選び、重合可能な不飽和基を有する化合物を合成して、$$gamma$$線により重合させることで安定な閉じ込めを図った。1,2-ビス(オクタデカジエノイル)-sn-グリセロ-3-フォスフォコリンと呼ばれるリン脂質を4$$^{circ}$$Cで$$gamma$$線照射して得た生成物について、液体クロマトグラフィーによる分子量測定、UV分光による重合度の測定などを行い、それらの結果に基づいて速度論的解析を試みた。その結果、不飽和基を有する2本のアシル鎖の間で反応性に違いのあること明らかにした。また、ヘモグロビンを含有させた生成物を動物実験に適用し、良好な安定性を示しうることを明らかにした。

論文

Thermal switching of grafted single ion tracks

Reber, N.*; 大道 英樹; Spohr, R.*; 玉田 正男; Wolf, A.*; 吉田 勝

Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 105(1-4), p.275 - 277, 1995/11

 被引用回数:24 パーセンタイル:88.68(Instruments & Instrumentation)

イオンビーム照射による有機機能材料創製の研究の一環として、重イオンを照射した有機薄膜への機能性の付与について検討している。共同研究の相手先のドイツ重イオン研究所で1個のAuイオンを照射しアルカリでエッチングして単一孔をもつ薄膜としたポリエチレンテレフタレートに、原研でN-イソプロピルアクリルアミドを$$gamma$$線の照射によりグラフト重合させた。得られた膜は、孔の部分にゲル成分を有することから、温度変化により孔を占有するゲルの体積が変化し、結果として孔の径を温度により可逆的に変えられることを見い出した。すなわち、この膜を0.1NのKCl溶液に浸漬して17$$^{circ}$$Cから42$$^{circ}$$Cまで毎分0.5$$^{circ}$$Cの速度で温度を変化させたとき、孔の径が温度変化に追随して変化し、最大値と最少値で25%の差を生じることを見い出した。

論文

Synthesis of intelligent materials using ion beams

大道 英樹

Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 105, p.302 - 307, 1995/00

 被引用回数:18 パーセンタイル:83.3(Instruments & Instrumentation)

イオンビームを利用した有機機能材料の創製に関しては、目的とする機能に沿ったポリマーの合成とイオンビームのエネルギーの選択が重要であることを強調し、これまでの当研究室の研究の中から2例を紹介した。まず、放射線に対して感受性の高い樹脂として知られるCR-39に核種あたり11.4MeVの高エネルギーの重イオンビームを照射して多孔膜としたのち、当研究室で開発したゲルを孔の部分に化学結合させた。その結果、ゲルの示す体積相転移温度を挟む0$$^{circ}$$Cと60$$^{circ}$$Cとの間で孔のサイズを再現性よく変化しうることを示した。次に、非線形光学性の期待されるジアセチレン化合物についてLB法により多層膜としたのち、数keV程度の低エネルギーのイオンビームを照射すると折れ曲がった構造から伸び切った構造に配置を変えつつ重合し、結果的に配向性の揃った薄膜が得られること及びこの薄膜が3次の非線形性を示すことを明らかにした。

論文

イオンビームを利用した有機機能表面の創製

大道 英樹

表面, 32(4), p.241 - 249, 1994/00

イオンビームを材料に照射すると、$$gamma$$線や電子線と同じく高エネルギーを材料に与える。その上、イオンが元素としての性質を備えているため、材料の構成要素とは異なる成分を非熱平衡的に材料中に導入できる。そのため、イオンビーム照射によって材料の開発を行うと、$$gamma$$線や電子線の照射によっては発揮されない効果が発現する。このことから、イオンビームは主として無機半導体、金属及びその酸化物を中心に利用され、半導体へのイオン注入、金属の耐摩耗性の改良などで効果をあげている。一方、有機材料に対しては、イオンビームの照射によってプロセスの実用化にまず至った例はほとんどない。そこで、これまで検討されてきた有機材料へのイオンビームの照射効果をとりあげ、イオンビームの利用による有機機能材料創製の可能性についてふれる。

論文

イオンビームを用いる放射線高度利用の研究計画から,7; 有機機能材料創製の研究

大道 英樹

放射線と産業, (54), p.22 - 25, 1992/06

イオンビームを用いる放射線高度利用の研究計画の一環としてスタートした有機機能材料創製の研究について紹介したものである。まず、有機材料へイオンビームを照射したときに生じる反応の特徴を解説したのち、高エネルギーの重イオンビーム照射を利用した研究としてイオンビームによって生じる核飛跡を化学処理して得られる多孔膜の作製と孔の化学修飾についてふれ、次に、低エネルギーのイオンビーム照射を利用した研究として有機薄膜の積層とイオンビームによる構成分子の配向制御技術についてふれた。

口頭

X線吸収分光および電子分光によるノンイノセント配位子の電子状態に関する研究

池浦 広美*; 関口 哲弘

no journal, , 

ノンイノセント配位子として知られるジチオレンを配位子にもつ金属錯体は、配位子のp$$pi$$電子と中心金属イオンのd電子からなる複合電子系であり、ユニークな性質を示すことから活発に研究が行われている。複合電子系は機能性材料など実用化を目指した研究において広く注目されている。本研究ではジチオレン系配位子の電子状態を調べるため、硫黄のK殻X線吸収分光, X線光電子分光, 共鳴オージェ電子分光を用いて実験を行った。有機導体材料のX線吸収において時々非常に幅広いピークが観測され、吸収法のみでは分離できない時がある。そのような系において共鳴オージェ電子分光の結果を併用することにより、ピーク分離を行うことができる可能性がある。吸収分光と電子分光の結果から、材料におけるX線吸収遷移の起源を総合的に考察した。

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